茶系いちじく

Izmir/Elysee/Tzirkotis

Izmir/Elysee/Tzirkotis

トルコで3番目に人口の多い都市「イズミル」にちなんで名付けられたいちじく。
この品種には多くの矛盾する情報 (コモン/スミルナ種、紫/黄色など)と複数の系統があり、いずれも美味とのこと。
ガーデン春告鳥で育成しているizmirは黄色~薄茶色の果皮、深紅の果肉を持つコモン種。
濃厚なベリーフレーバーで、甘味と酸味のバランスの取れた味わい。

Kiladonika/キラドニカ

地中海に浮かぶ島、キプロスの伝統的な品種。
茶色がかった紫の果皮、赤の果肉を持つ。
ジューシーで蜜が多く、蕩けるような食感が楽しめる。
目は基本的には閉じているが、輸入元によると稀に裂けることがあるらしい。
平均約80gの中粒いちじく。

Mavro Pegeias/マヴラ ペギアス

黒紫の果皮、茶色がかった琥珀色の果肉を持つ。
まだ情報が少ない。

Melograno 286/メログラーノ286

Melograno 286/メログラーノ286

茶色の果皮の大粒いちじく。
甘く豊産で樹勢は強い。秋果は晩成か。
写真は成長中のもの。

Rosso Dendro/ロッソ デンドロ

茶色の果皮、赤の果肉を持つ。
大粒で甘い。

Schar Amber/シャーアンバー

Schar Amber/シャーアンバー

淡い茶色の果皮、琥珀色の果肉を持つ。
和三盆のような美味しさが特徴の中粒いちじく。
普段いちじくが身近にない方々に差し入れをして、一番反応が良いのがこの品種。
三年目からグッと生産的で樹勢も強くなった。

一時期は大変な人気で価格が高騰していたが、現在は落ち着いている。
手に入れる良いチャンスだろう。
ブラウンターキーとよく似ているため、信頼のおける栽培者(日本で初めて導入されたLynx Fruit Collection様など)から購入することをお勧めする。

Pescarolla/ペスカローラ

Pescarolla/ペスカローラ

夏果は茶色の果皮に赤の果肉、秋果は紫の果皮に赤の果肉となる。
甘さと酸味のバランスが良く、シードクランチが楽しめる。
一口サイズの小粒が葡萄の房のようにたわわに実るため、一葉一果になるよう摘果が必要。
樹勢は大人しい。
2023年二年生苗、初収穫。
夏果こそ水っぽく品質のばらつきがあったが、秋が深まるにつれて落ち着き、濃厚に変化していった。美味しい。