緑~黄色系いちじく(白いちじく)
Aheleias/アヘレイアス
キプロス原産、アヘレイア村の名を冠するいちじく。
緑~黄色の果皮、淡いオレンジ色の果肉を持つ。
皮は普通~やや厚め。
20~30Gと中粒ながら生産的で多収。
ジャム状の果肉で美味。シードクランチは少ない。
2024.8.24初収穫。
木が若い為、、味にバラツキが出た。
1つ目、適度な甘さと酸味、スパイスのような香りが鼻に抜ける。
2つ目、酸味はなく甘み100%。
どちらの系統に育っても満足いく品種だろう。
Antelounika/アンテロウニカ
緑~黄色の果皮、鮮やかな赤の果肉
。
甘さと酸味のバランスが良い。
皮は薄くてそのまま食べることができ、少し青みを感じることがある。
シードクランチは少なめ。
生命力が高く、蒸し暑さに強いようだ。 多収でもあり、おすすめの品種。
2024.10.1 初収穫30g。
Aspra/アスプラ
二色の異なる実を付ける珍しいいちじく。
緑の果皮は赤の果肉を持つ。甘酸っぱく、さっぱりとしてバランスの取れた味わい。
黄色の果皮は琥珀がかった赤の果肉を持つ。ハニーテイストでジューシー。
Aspro Klirou/アスプロ キリロウ
キプロス原産。黄緑の果皮を持ち、きめ細かな食感。
Aspro Thessalonikis/アスプロ フェッサロンニキ
緑~黄色の果皮、深紅の果肉を持つ。
中~大粒、ジューシーで糖度が高い。
生命力が高く、蒸し暑さに強い印象。
Athina/アーティナ
緑~黄色の果皮、淡黄色の果肉を持つ中粒のいちじく。
多収で時には摘果が必要なこともある。
樹勢はほどよいため、家庭栽培向けに広まっている。
Athinon/アーティノン
ギリシャ原産。
黄緑~黄色の果皮、赤の果肉を持つ中粒いちじく。
ハニーフレーバーでジューシー。
軸だけ取って、皮ごと一口で食べるのがおすすめ。
Aspro Padromi/アスプロ パドロミ
キプロス原産。
ベージュ色の果皮を持つ中粒いちじく。
非常に甘く、強烈な風味がある。
Ayianapitika/アイヤンナティピカ
キプロス・アヤナパ地方原産。
黄色の果皮、赤の果肉を持つ。
ベリー風味で、シロップのように蜜っぽい。
中粒で生産的。
下部が平らで、ベルを連想させる可愛い姿をしている。
Brogiotto Bianco/ブロジオット ビアンコ
イタリア原産。
緑系の果皮、赤の果肉を持つ。
甘くてジューシー、甘い香りが特徴的。
特に秋果は多収傾向にある。
Byadi/ビャディ
シリア原産。
アラビア語で「白いイチジク」の意味。
黄緑~黄色の果皮を持つハニータイプのいちじく。
味はホワイトマルセイユとよく似ているが、より生産的で柔らかな食感。
Coll de Dame Blanc/コル デ ダム ブランカ
日本ではLady white/レディホワイトの名称で流通している。
黄緑~黄色の果皮、赤の果肉を持つ。
爽やかな見た目と裏腹に甘味は強く、ジャムを彷彿とさせるねっとりとした濃厚な味わい。
Coll de Dama Blanca-Negra/コル デ ダム ブランカ ネグラ
白(緑)と黒の2種類の実をつける珍しいいちじく。
ポンス氏の著書によると、黒は平均38.6グラム、白(緑)は平均32.5グラム。
他のColl de Damaシリーズよりも皮は薄め。
非常に風味豊かで、奥深いフルーティーな味わい。
Coll de dame Cuitat/コル デ デム クウィタッツ
スペイン原産。
紫と緑の果皮に亀甲のようなひび割れが入る。果肉は深紅。
目が閉じているため、雨や虫害、腐敗に強い。
また、果皮が厚めで剥きやすいため、日本での商業栽培にも向いている可能性がある。
Coll de dame Roja/コル デ ダム ロジャ
茶色がかった緑の果皮、赤の果肉を持つ。
ベリー風味で甘みの中に適度な酸味があり、シードクランチが楽しめる。
小~中粒。
Drimiotiko/ドリミィオティコ
緑の果皮、赤の果肉を持つ。上品な甘さ。
De la Gloria/De La Roca(not Estelrich)
スペイン原産。
黄色の果皮、淡い赤の果肉を持つ。
中粒で甘くジューシー。
目が小さいため、雨による劣化や虫害に強い。
Dalmatie/ダルマティ
緑~黄色の果皮、深紅の果肉を持つベリー風味のいちじく。
大粒、美味しい、安価で日本で根強い人気を誇る。
樹勢は普通でコンテナ栽培可能。
※San Pietro(緑)とシノニムとの見方もあるが、両方を育てている輸入元ナーサリーより別品種との回答あり。
複数の品種が同一名で流通しているため、葉や果実の写真を確認してからの購入を勧める。
Desert King/デザート キング
緑~黄色の果皮、赤の果肉を持ついちじく。
プレーン、ベリータイプどちらも感じさせる味わいで、甘く蕩けるような食感が特徴。
豊産性で生命力が強い。ネコブセンチュウ耐性があるので、接ぎ木の台木にも使われる。
※日本に流通しているThe Kingと同種かどうかは現在不明。
Gentile Bianco/ジェンティル ビアンコ
第一印象は「大きい」。
黄緑~黄色の果皮、淡いオレンジやピンクがかった琥珀色の果肉を持つ。
ハニーテイストの豊かな味わいで、大粒で丸く、テニスボールほどに成長する。
2023年、秋果が鈴なりになったが、一日おきに訪れる急激な気温変動により全て落下。来年に期待。
Green Greek/グリーン グリーク
緑の果皮、鮮やかな赤の果肉を持つ豊産性のいちじく。
味が濃厚で、甘いだけではなく、しっかりとした酸味もある。
Green Ischia/グリーン イスキア
緑〜黄色の果皮、淡い赤の果肉を持つ。
甘みが強くてジューシー、ベリー風味。
樹勢は強めで強健。
Paradiso/パラディソ、Battaglia Green/バッタリア グリーンのシノニムとして紹介されることがある。未検証。
Izmir/Elysee/Tzirkotis
トルコで3番目に人口の多い都市「イズミル」にちなんで名付けられたいちじく。
この品種には多くの矛盾する情報 (コモン/スミルナ種、紫/黄色など)と複数の系統があり、いずれも美味とのこと。
ガーデン春告鳥で育成しているizmirは黄色~薄茶色の果皮、深紅の果肉を持つコモン種。
濃厚なベリーフレーバーで、甘味と酸味のバランスの取れた味わい。
Klirou/キリロウ
キプロス原産、klirouは村を意味する。
緑の果皮、赤の果肉を持つ中粒のいちじく。
上品な甘さ。
Lancianase/ランシアンアーセ
緑の果皮、赤の果肉を持つ。
2023年、挿し木全滅。まだ情報が少ない。
Laitziana/レイトジアーナ
黄色の果皮の中粒いちじく。
収穫したら、一度縦に切ってみてほしい。
琥珀色が中心に向かって朱色に変わっていくグラデーションが楽しめる。
シロップのように口当たりがなめらか、甘い。
Longue d'Août/ロング ドート
黄緑~黄色の果皮。ほんのり紫が入ることもある。
大粒、美味しい、安価の三拍子揃ったお薦め品種。
庭に一つ植えるとしたら、最後まで候補に残るだろう。
Lonias/ロニアス
果皮は黒地に紫や緑が混じり、果肉は琥珀色で蜂蜜風味。
大粒で多収の早生品種。まさにいいことづくし。
先駆けていちじくを出荷したい生産者の方に特にお勧め。
LSU Everbearing/エバービーリング
ルイジアナ州立大学(Louisiana State University, LSU)にて開発されたハイブリッド種。
LSUで開発された品種は他にもあるが、特に高品質なものにLSUと冠されている。
緑~黄色の果皮、琥珀色の果肉を持つ。
小粒なものの、糖度が高く多収、強健なため人気がある。
LSU Gold/ゴールド
ルイジアナ州立大学(Louisiana State University, LSU)にて開発されたハイブリッド種。
LSUで開発された品種は他にもあるが、特に高品質なものにLSUと冠されている。
黄色の果皮は熟すと茶の斑点が浮かぶこともある。
果肉は透明感のある琥珀色。
中~大粒、高糖度でジューシー。
LSU Golden Celeste/Champagne
ルイジアナ州立大学(Louisiana State University, LSU)にて開発されたハイブリッド種。
LSUで開発された品種は他にもあるが、特に高品質なものにLSUと冠されている。
黄色の果皮は熟すと茶の斑点が浮かぶこともある。
果肉は透明感のある琥珀色。
小粒〜中粒だが多収で甘みが強い。
Mei Li Ya/メイ リー ヤー
アメリカ原産?
現在は米国よりもアジア圏での生産が盛んである模様。
黄色の果皮、ピンクがかった琥珀色の果肉を持つ。
樹勢は強く、大粒で多収。
完熟した果肉はジュレのようにとろっとしている。シードクランチは少ない。
皮は薄くそのまま食べることができ、いちじく特有の青っぽい香りはない。
拳大の実が収穫できることもあり、大粒のいちじくランキングがあれば上位に入るだろう。
Lorri Grosso/ロニ グロッソ
緑の果皮、茶色がかった琥珀色の果肉を持つ。
甘い中粒の品種。
San Pietro/サン ピエトロ
この品種名で少なくとも二種類、緑または黒(San Pietro JM)が流通している。
ガーデン春告鳥で育成しているのは緑の果皮のもの。
果肉は赤系で濃厚なストロベリーフレーバー。
ある米国の農園ではあまりの満足度に品種を増やすのをやめてしまったという逸話が残っている。
※Figdatabaseではシノニムにダルマティ(Dalmatie)が入っているが、両方を育てている輸入元から別物だという返答あり。
ダルマティは複数の品種が同一名で流通しているため、購入の際は葉や実を確認した方がよいだろう。
Stawberry Velte/ストロベリー ヴェルテ
緑の果皮、深紅の果肉を持つ。
中粒で濃厚な食感。強いベリー風味が特徴。
単にVelteとも呼ばれることもある。
Paradiso/パラディソ
イタリア原産、名前は「天国、楽園」の意。
緑の果皮、ピンクの果肉を持つ。
Battaglia Green/バッタリア グリーン,Green Ischia/グリーン イスキアのシノニムと紹介されることもある。未検証。
Prasina/プラシナ
緑~黄色の果皮、赤の果肉を持つ。大粒で甘く生産的。
Perdikosika/ペルディコシカ
ギリシャ原産。
緑~黄色の果皮、深紅の果肉を持つ。
小~中粒で摘果が必要なほど多収。
2023年、二年生苗を初収穫。
写真のように裂果してしまうこともあるが、見た目はパサパサでも野イチゴのような味わいで、いちじく独特の青い風味と相まって美味しい。
木上でセミドライにすると淡い茶色の果皮になる。甘くてみっしり詰まっており、絶品。
どの状態でも美味しく、文句なしにお薦めできる品種。
Portogallo/Port Gallo/ポルトガロ
緑~黄色の果皮、赤の果肉を持つ。
中~大粒でさっぱりとした上品な甘さ。
Lungo del Portogallo(緑)とよく似ているが、シノニムかは未検証。
Ponte Tresa/ポンテトレサ
緑の果皮、深紅の果肉を持つ中粒いちじく。
ダークベリーフレーバーで、熟すると蜜が垂れることもある。
収穫時期は中晩生。この手のいちじくは、木に在る時間が長い分、味が濃いという。
イタリアとスイスの国境を跨ぐ同名の村Ponte tresaが発見場所であり、涼しい地域でよく育つ可能性が高いとされている。
2023年、初収穫直前にカラスに攫われる。お口にあったらしく欠片も残っていなかった。
春の伸びは僅かだったものの、災害級の酷暑がひと段落した秋から晩秋までに5cm以上成長し、上記の説明の裏付けが取れた。
Proima Hirokitias/ポロイマ ヒロッキシャス
キプロス原産。
緑の果皮、赤の果肉を持つ早生品種。
まだ情報が少ない。
Ualta/ウァルタ
淡い緑の果皮、茶色がかった琥珀色の果肉を持つ中粒いちじく。
Tillirisima/ティリリシマ
キプロス・Tillirisima地方の伝統的な品種。
黄色の果皮、琥珀色の果肉を持つ。
節々に1個ずつ実る多収品種。
現地では生食の他、ドライいちじくにすることが多い。
Vartika/ヴァルティカ
緑の果皮、赤の果肉を持つ。
他の品種と同様に、熟すると蜜が垂れることもある。この蜜は口の中でキャンディのように溶けていく。
中~大粒で生産的。秋の終わりまで収穫を望める。
Vazanata/ヴァザナタ
赤の果皮と琥珀色の果肉を持つ、彩やかないちじく。
生産的で甘いとの評判。
White Madeira/White Madeira #1
黄緑の果皮、深紅の果肉を持つ。
濃厚なベリー風味で、くどくない甘さが後を引く。
シードクランチが多めでプチプチ感が楽しい。
20~30gと小粒ながらとても美味しく、コレクションに入れるべき優秀品種。
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