私の初めての薔薇です。
そもそも、私は薔薇には興味がありませんでした。
世界中に愛好家がいて、格式が高くて、なんとなく住む世界が違うと思っていたのです。
しかし、たまたま立ち寄った薔薇園で呆気なく一目惚れをしてしまいました。
鮮やかなオレンジ色が開花に伴って淡い黄色に変化していく姿は美そのもの。
いつまでも嗅いでいたくなるようなティー香。
四季咲きのフロリバンダローズ。直立性で1ｍ程度に育ちます。
棘が少ないのも良い。
この子を連れ帰った時、寂しい冬の庭が一気に華やかになったのを覚えています。
五年目に入り、ピンクの縁取りが現れるようになりました。これがまた美しいのです。
薔薇は一本だけだろうな、と思っていたところに……
「二度あることは三度ある」、その通りになりました。
傍を通っただけでダマスクの華やかな香りが届き、ついつい足を引き留められました。
紫色のこの子は、ベルギー作出。
ミネルバとは伯仲の魅力があります。
こちらも四季咲きのフロリバンダローズ。直立性で1ｍ程度に育ちます。
紫に白のストライプが入ることがあります。それもまた、アクセントになって良い。
後に調べたところ、日本ではあまり数が出回っていないことから「謎の薔薇」とも呼ばれているそうです。出逢えて幸運でした。
Mystery Rose
こちらは二十年以上前から某所にあったものを、頼み込んでお譲りいただいた品種です。
淡いピンクがとても綺麗で、香りも良く惚れ惚れしてしまいます。
八重咲き、立性。花首強く項垂れない。
ティー or ダマスクモダンの中香（来春、他二種と比較してみます）
品種名不明なのが残念ですが、早春というバラによく似ていることがわかりました。
植えられたと思われる時期も作出年以降なので、これではないかと思っています。
花が終わると朱色の実がつき、黒くなると種が入っています。
一からバラを育ててみるのも楽しそうですね。
＜販売スケジュール＞
通年 苗販売
11月～2月頃 穂木販売
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